― 梅雨を味方につけるセルフケア習慣 ―

じめっとした空気、続く雨、どんよりした気持ち。

6月は「なんとなく元気が出ない」「やる気が続かない」と感じる人が多い季節。そんなときこそ、自分の心と体に優しく向き合い、“整える”ことが大切です。
本格的な夏が始まる前の今だからこそ、軽やかに、前向きに、気持ちよく過ごせる準備をはじめませんか?


1. 心を整える:湿った空気に流されないメンタルケア

◉ 曇り空の朝こそ「5分の静かな時間」

雨の日の朝、スマホの通知をチェックする前に、深呼吸と簡単なストレッチから始めてみましょう。おすすめは“天気に関係なくできる”5分の瞑想や日記。「今日はどんなふうに過ごしたいか」を書くだけで、不思議と気分が軽くなります。

◉ 気分が沈んだときの“回復ルーティン”を作っておく

梅雨時期はセロトニン(幸福ホルモン)の分泌が減りやすいといわれます。お気に入りの音楽や香り、YouTubeの“何も考えなくていい動画”、そんな「自分に効くアイテム」を2〜3個、事前に用意しておくと心強いです。


2. 体を整える:だるさ&むくみ対策に「温」と「巡り」

◉ 湿気に負けない体づくりの鍵は“内側の温め”

体が重い、むくむ、眠りが浅い…。それ、冷えが原因かもしれません。梅干し入りのお湯、しょうが紅茶、白湯+レモンなど、朝晩に体を内側から温める飲み物を取り入れて。お腹・足首を温めることも効果的です。

◉ ゆる運動で“巡り”を促す

激しい運動よりも、毎朝10分のストレッチや、寝る前のヨガがベスト。湿気で滞りがちな血流やリンパの流れを改善し、睡眠の質や自律神経のバランスも整います。


3. 夏に向けて:“整え習慣”で未来の自分にプレゼントを

◉ 「夏の私」がよろこぶ準備を始めよう

たとえば、日焼け止めや帽子、UVケアアイテムの見直し。冷房で冷える体への対策(腹巻きやレッグウォーマー)など、季節を先取りする小さな準備は、夏をもっと快適にしてくれます。

◉ 心と体をつなぐ「習慣カレンダー」を作る

チェックリストでも、ノートでもOK。6月の1か月だけ、自分だけの“整えるリスト”を作って、続けられた日には◯をつけていく。小さな達成感が、意外なほど大きなエネルギーになります。


おわりに

整えることは、がんばることじゃなくて、「ちゃんと自分を大事にすること」。
心も体もすこし整っただけで、世界の見え方が変わります。夏の光に向かうこの季節、自分にやさしく、ていねいな時間を過ごしていきましょう。