2月も終盤に入り、日差しに少しずつ春らしさを感じるようになってきました。しかしこの時期、「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」「朝スッキリしない」といった睡眠の悩みが増える傾向があります。

実は2月下旬は、季節の変わり目によって自律神経が不安定になりやすく、眠りの質が低下しやすいタイミングです。今回はその原因と対策を詳しく解説します。

なぜ春前は眠りが浅くなるのか

冬の間、体は寒さに対応するため“守り”の状態になっています。活動を抑え、エネルギーを温存する方向に働きます。

ところが2月下旬になると、日照時間が伸び始め、体は少しずつ“活動モード”へ切り替わろうとします。この切り替えがスムーズにいかないと、自律神経のバランスが乱れ、睡眠に影響が出ます。

つまり、体が春の準備を始めたことによる一時的な不安定さが、眠りの浅さにつながっているのです。

自律神経と睡眠の深い関係

睡眠は副交感神経が優位になることで深まります。しかし季節の変化による刺激が多いと、交感神経が過敏になりやすくなります。

気温差、気圧変動、生活環境の変化などが重なることで、体が常に軽く緊張した状態になり、眠りが浅くなってしまいます。

その結果、夢を多く見たり、夜中に目が覚めたり、朝に疲労感が残るといった症状が出やすくなります。

2月下旬に増える睡眠トラブルの特徴

  • 寝つきまでに時間がかかる
  • 眠りが浅く、音に敏感になる
  • 朝方に目が覚める
  • 日中の眠気が強くなる
  • 気分の浮き沈みが出やすい

これらは体の異常というより、季節適応の途中で起こる反応であることが多いです。

放っておくとどうなる?

睡眠の質が低下した状態が続くと、肩こりや頭痛、胃腸の不調、集中力低下など、さまざまな不調につながります。

特に春は新生活や環境変化が多い季節です。今のうちに睡眠を整えておくことが、春を元気に過ごす土台になります。

今日からできる具体的な対策

① 就寝・起床時間を固定する
体内時計を安定させることが最優先です。休日も極端にズラさないようにしましょう。

② 夜の光を控える
寝る1時間前からスマートフォンや強い照明を控えることで、自然な眠気を促します。

③ ぬるめの入浴
38〜40度のお湯にゆっくり浸かると副交感神経が働きやすくなります。

④ 呼吸をゆっくり吐く
吸うことよりも“長く吐く”ことを意識すると、体の緊張が抜けやすくなります。

春を軽やかに迎えるために

2月下旬の眠りの乱れは、体が季節の変化に順応しようとしているサインでもあります。無理に活動量を増やすよりも、まずは整えることが大切です。

睡眠はすべての回復の土台です。今のうちに質を見直すことで、春のだるさや不調を軽減しやすくなります。

「なんとなく不調」を軽く見ず、季節に合わせて体を整えていきましょう。